日本版ニューディール政策(7)…日本の山林の間伐材問題を解決!

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■昨日は、失礼しました!

昨日、ギョッとする雑誌の表紙を掲載し、失礼しましたが、その5年ほど前に出した著作が、この「時代の構造が見える企画書」。

これがバカ受けして、あの雑誌の表紙にも登場したり、とにかく毎週、毎日のように取材をうけてた時代でした。まあこれで、私はなお現在も仕事ができている……ってことのようですが、この書に、じつはいま日本版ニューディール政策とも関係する話を述べています。

■日本の山林をどうする……間伐材の放置!

日本の山林は、戦後の住宅需要のために山林を切り出し、その後、植林したものの、間伐が必要な状況を放置して、経済性を優先して外材を輸入することになってしまったのです。

そして山林は放置。

間伐材問題は、もう30年くらい前からの課題なのです。

2009.0309kikaku.jpgで、本書の末尾に、たまたま間伐材の利用促進のコンペがあって、私が受賞したものを掲載しているのですが、左図は受賞論文中のイラストのひとつです。

私の間伐材に対する当時の内容は、ここでは割愛しますが、じつはこれもロボット農業同様に、ロボット林業を推進すればいいのです。

日本の間伐材の放置は、生産性が悪いからだということで、外材を輸入していたのですが、これも日本の生産性向上への努力を、第2次産業に比べればなにもしてこなかったといえるでしょう。

現在は、年収200万くらいの人を補助金つきで山林に入って作業をしてもらうわけですが、若い人は行きませんよね。年金生活の70歳代の人が多い結果になります。

まあ、とんでもない話ですね。生産性最悪です。

これをロボット林業にするとどうなるか。

たとえば1体200万円のロボットを入れて12時間間断なく働かせる。24時間でもいい。5年償却なら年間40万円。これは生産性が高いでしょ。

で、伐採した木材を麓の所定の場所に集積させると自ら充電スタンドに行き、ソケットをさしこんで充電する。充電スタンドは、太陽光でしっかり蓄電しておく。

間伐材対応の場合は、基本的に「伐採」「枝打ち」「搬送(山から下ろす)」という3つの作業。これに「下草刈り」を入れるくらいの作業ができればいいのです。

するとロボットは傾斜角度最大40度くらいの斜面を登り、枝打ちをして伐採するか、逆かはともかく、適宜、伐採して山から下ろせばいいのです。ロボットは何度も言うように2足歩行の必要はありませんね。

キャタピラか、6輪8輪で自在に山林を動けるものでいいのです。

するとコマツ、日立建機、住友建機、タダノやキャタピシ(三菱キャタピラ)など、いま中国やドバイなど中東、インドが冷えて一気に業績が悪化した企業など、いくらでも仕事ができる。

で、チェンソーやマルチ作業のできるアームをいくつか載せて作業すればいい。

10体くらいを麓からコントロールする。基本作業は自動化しており、問題がおこったときだけ人間が作業すればいい。

すると、人件費換算年間40万円のロボットを、年収1000万円の元フリーターが全体管理する。ってなことで、充分すぎるほど生産性があがるでしょう。

日本の林業は、山が急峻で生産性が悪い、だから外材を輸入した……というのは、真っ赤なうそですね。ようは生産性を真剣に考えなかったというだけのことなのです。

生産性を高めると、日本は先進国中、信じられないほどの山林面積比率を持つ国です。これらが大きな資源になる。

そして内需拡大の切り札にもなるのです。

農林漁業、すべてにいえること。

ロボット化の推進の重要性をぜひ認識してほしいものですね。

いま、2兆円の定額給付金で、さわいでますがね(怒)。

2兆円あれば、山林ロボットなら200万円のロボットなら、なんと100万台ですよ。半額補助なら200万台が稼動する。いまの自動車産業を考えてもらえればいいでしょう。

どれほどの産業波及効果があるか……ま、近々まとめますが……

 

 

 

 

 

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このページは、高橋憲行が2009年3月 9日 07:48に書いたブログ記事です。

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