世界中、オバマ・ブームですが、すばらしい1冊

shinrin.book01.jpg■人種差別廃止案の挫折から90年

世界中は、とにかく米国大統領選でオバマが圧勝した話で終始していますね。米国もしかし、すごい国です。

前の民主党の大統領ビル・クリントンも米国では最少クラスのアーカンソー州の知事から米国の大統領に。今回のバラク・オバマは国政経験4年くらい。ブッシュは、まあ日本に多い2世議員ですが、クリントン、オバマは、日本では考えられない、ちょっとびっくりですね。

クリントンは、愛媛県の宇和島市長くらいが、いきなり総理になる感じ、オバマは、在日外国人で国籍を日本にした韓国系とかベトナム系とかの日本人の息子が衆議院を1期やったあとに、首相になっちゃった感じですから、日本では、考えられないでしょう。

ことにオバマ大統領は、黒人ですが、日本人は知っておくべきことがあります。第一次大戦後、英・米・日という三大国にポジショニングされるが、国際連盟のなかで、「世界平和のためには人種差別があってはならない」と、ときの全権大使・牧野伸顕は強く主張するものの、過半数の国がこれに賛同するものの、米国が、もっとも強硬に反対したのは米国だった。

それはしょうがないですね。米国は奴隷制度が開放されたとはいえ、本格的に黒人が米国人としてポジショニングされるには、第2次大戦後の公民権運動の時代を、さらに超えなければならなかった。

とはいえ、圧倒的な白人優位な国際会議の場で「人種平等論」を堂々と最初にやったのは日本。

1919年パリ講和会議でのこと。それから約90年。米国は変わったが、日本のほうは、どうやら遅々として進化していないのかも。

■すばらしい1冊

今日の話は、オバマ旋風の話ではなく、すばらしい本のお話。

田中淳夫著『森林からのニッポン再生』(平凡社新書2007年6月)

この本、刊行されたころに買っていて「いい本だな……」っては思ってたのですが、ぱらぱらと見ていた程度でした。

世界同時不況下での日本の内需拡大は、森林、農業、漁業のスーパーハイテク化と思ってて、これができると地方の活性化にもつながる。

基本的には、高齢化した農林漁業をロボット化による生産性の向上を徹底するのと同時に、若者やフリーターを農山漁村に導入しようということなのですが、この詳細はまたそのうちに。

そんなこともあって森林、農業、漁業の現状を人に聞いたり、書籍や資料をあたったりしているのですが、そのうちの1冊。

森は環境に大事だとか、間伐の話とか、ごく一般的な環境論といった、そんなやわな森林論ではなく、林業の産業面での課題にもつっこんで指摘されていて、日本の林業は海外の林業に負けたのではなく、生産性競争に負けた、といった指摘などには、含蓄のある話が多く、そういう意味でも、なかなか勉強になる話が満載されてましたね。

ちょっと時間切れです。

またの機会に私の話と組合わせて、また紹介することにしましょう。

 

 

 

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このページは、高橋憲行が2008年11月 7日 08:20に書いたブログ記事です。

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