Z塾月例会と、今週の株価暴落と今後

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■Z塾のゲスト講演は、松本明子さん

Z塾は毎月開催され、ゲスト講師が1時間ほどお話いただくのですが、今回はCSならぬCH、つまり顧客満足ではなく顧客幸福を説く(株)マーケティングハピネスの松本朋子さん。→ぶろぐはこちら

彼女のなにがすごいか……といえば1996年~2004年を通じて、顧客の購買行動を 「レシート調査」として実施。購買の事実と、なぜ買ったかという生々しい記録をデータベース化。この分析を通じて、顧客の行動のなかから、さまざまな購買行動に対する仮説をたて、「顧客幸福」というキーワードを頂点においているのですね。

たいへん楽しく分かりやすい話でしたが、奥が深い、大脳生理学からジェンダー(性)の話まで、1時間で話していただくのは、なんとも申し訳ない感じがしました。

 

nihonhoukai01.jpg写真は、講演が終わったあとの私と松本さんの対談シーンです。

■JMMO月例会に続き、「日本崩壊」と世界同時不況

昨日も、この話をしていたのですが私のコーナーでは、1997年の三洋証券、山一證券、北海道拓銀の3つの金融機関が破綻する半年前に金融崩壊について著した小説「日本崩壊」と世界同時不況のお話です。

当時、本書を政治家や官僚にも、かなりプレゼントしたのですが、ほとんどが「高橋さん、まあ日本は大丈夫だよ…」と異口同音にタカをくくったような反応でした。

ただひとり、高市早苗(衆議院議員)さんだけが、「日本がそうならないためにがんばります!」というハガキをくれましたが…

昨日より少し詳しくお話しておきましょう。

昨年、サブプライムが問題視されはじめたときに2008年、北京オリンピック後に米中ダブル不況が来るという話しを、あちこちでしていました。

で、とうとう本格化するな……という感じですがとりあえず、今後の私のイメージを箇条書きしておきましょう。

★再び米国の金融機関の破綻が半年内に表面化する

米国内の小さいところは、ごく普通に起こりますが、世界的な規模の金融機関で起こる可能性が高いということですね。金融は非常に連鎖していますからね。

★世界基軸通貨、ドルの状況は?

ドルの力は、かなり減る結果、年内90円割れくらいの局面が来る可能性もあるものの、ドルがユーロとともに世界基軸通貨であることに変化はないが、相対的な地位は下落する。

★中国で年末から春節(2月)までに、金融に端を発して金融以外の大問題が発生する

中国株は2007年10月をピークに下降をつづけて、半減している。北京オリンピック後の経済停滞を懸念して早くも株価の下落がはじまったが、北京オリンピック開催中も下落を続けるなど、底が見えない。

さらに実体経済は、ことに投機的なマンションの売れ残りが当局ですらつかんでいない。こうした問題が、そこで暴発するのか、予断をゆるさない。現に富裕層(ことに共産党系の富裕層)の資産海外持ち出しが起こっており、この半年の動きは、新聞テレビでの中国報道とは、別の見方をする必要がある。(これは、まあ昔からの話ですがね)

★米中依存の日本経済は下降局面に……日本経済には、打撃……日本の地方はキツイ

ドルの下落は、円高進行と貿易依存の企業の経営悪化を招き、海外商品の流入を強め、ことに地方の生産者などには、いま以上に厳しい局面が訪れる。ようは、日本も本格的な下降局面に入り、この調整に1年半から2年はかかる。

ようは、その間、不況ということ。

★10年後に備えよ

政治改革、行政改革、公務員改革、教育改革は、カメの速度でしかない。年末あたりに政権交代があっても、官僚主導の日本の政治は変わらず、改革は遅々としてすすまない。景気回復は遠く、成長なければ税収も増えず、日本経済は、福祉、介護、年金などの負担も加え、10年以内に日本の破綻の可能性が、このリーマンショックで大きく浮上したのではないか。ちょっと海外にでも出ることを考えるのも一策ですね。

この話は、「日本崩壊」にも書いたのですがね。

 

 

 

 

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このページは、高橋憲行が2008年9月21日 05:29に書いたブログ記事です。

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