■株キ?……いやいや歌舞伎の観劇でした
今週の株式市場は、怒涛の1週間、まだまだ目の離せない世界同時不況の幕開けの週でした。
今年、2008年の9月15日の今週は、ブラック・マンデーならぬ、シルバー・マンデーとして、経済史に残るかもしれません。はたまた経済学者でケネディ大統領時代に駐インド大使をしていたこともあるハーバード大学の教授だったガルブレイス先生(John Kenneth Galbraith)の名著「バブルの物語"A Short History of Financial Euphoria"」ってのがありますが、彼が生きてたら(2006年没、なんと97歳で!)、改訂版を、このシルバー・マンデーを書き加えて来年の暮れくらいには出してもらえたのではねえ……
そうそう、シルバー・マンデー?……ですね。
そりゃまあ、敬老の日ですからね。
世界基軸通貨のたそがれですよ、敬老の日が、たそがれの日というわけではありませんが、あしからず……
私もかなりたそがれてきてますがね。……おっと……。
今日の話題は株価の下落の話ではありません。
歌舞伎の話です。
昨日(18日)は、今年オープンした新名所、複合施設・赤坂サカスのなかにある赤坂ACTシアターで開催されている、中村勘三郎の「赤坂大歌舞伎」をのぞいてきました。
実は私、歌舞伎ははじめてなのです。
まあ、この年になるまで、歌舞伎はマジに観劇したことは、なかったのですね。チャンスは何度もありましたが……DVDやテレビでの観劇だけで終わっていました。
でも舞台は違いますね。やっぱり。
なんか観劇のスケジュールを入れたのはいいが、スケジュールの前後がどんどん詰まってきて「やばい、これ入れなきゃよかった…」と、ふと考えたりもしましたが、やっぱり現物、現場は違いますね。
空気が違います。役者さんの息遣いがきこえてきますからね。
サカスのACTシアターは、超満員。しかも女性が圧倒的に多い。
左は、歌舞伎の緞帳のかかったサカスの劇場ですが、デジカメをとってたら注意されちゃいました。オープン前で上演中じゃないのだからいいのにねえ…と思いながら、まあうるさいから、デジカメをしまって観劇。
演題は「狐狸狐狸ばなし」
元上方役者の伊之助の女房、おきわは、生臭坊主の重善(名前がいい…生臭坊主が“重善”善行を重ねるってネーミングですからね)ともできていて、この重善に成金の娘との縁談が来て、重善と娘は、すぐにねんごろな仲に。
激怒したおきわが伊之助を殺して重善といっしょになる話になり、おきわは毒を盛る。伊之助は、死んだふりをして火葬にした。ところが死んだ伊之助は二人の前に現れて大騒ぎ。で、また殺すことになり、また生き返るという、まあ狐と狸のだましあいの連続ですから「狐狸狐狸ばなし」。
なかなか面白いテーマでしたね。
ただまあ、仕事がらなのか、単純に楽しめばいいのに、舞台装置の移動や照明機器やら、いろいろ裏方の仕組みがどうなってるか、お客さんの反応はどうか……なんて、考えてしまって楽しみは半減ですよね。
ご招待していただいた方には、感謝観劇、いや感激です。
歌舞伎がわからない私に対して、ちゃんとボイスサービスも用意されて、さらに解説書も頂戴してS席で。
初・歌舞伎……なかなかいい体験でしたが、伝統芸能の奥の深さには感服しました。
それにしても、世界同時不況が来る……っと騒いでいる一方で、この赤坂大歌舞伎は、2週間近く不況なんてどこふく風……と、満員御礼ですからね。この落差はなんなんでしょう。
これこそ、この20年間の日本の特徴ですね。
私もハードワークの9月、時間を忘れたひとときでした。
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このページは、高橋憲行が2008年9月19日 05:24に書いたブログ記事です。
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