再び、「見える化」と「私の著作」

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■「見える化」と「私の著作」の話

さて、以前に「見える化」と「私の著作」の話をしましたが、その原点となったのが、この著作「時代の構造が見える企画書」です。

当時は、非常に画期的だったらしいことは、後からわかってくるのですが、ようは左に文章で横書き、右は図解というセットアップ型です。

本というものは、縦書きで文章で論理的に構成するもの。

という当時の習慣を一気に打ち破ったこの書籍が、一般経済書も含めた経済書ランキングに85年のベストセラー8位になったわけで、しかも実用書ですから、出版社の編集者の方々には衝撃だったようです。

しかし本書は、ビジネスの現場では、図解が非常に増えており、これを積極的にすすめないことには、ビジネスにならない。図解がそもそも見える化ですからね。私の原点は思考の見える化です。

まあ、そうした背景でこの本ができあがるわけですが、本書の中身をちょっとのぞいてみましょう。

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こんなことをやってたな……ってなページですが、これらは圧縮して、いまの企画書の中では、たとえば「課題構想書」のなかで、「問題点と課題」というなかで処理しますが、当時は、問題点自身をカード方式で集合会議のなかで処理していたことを思い出させてくれます。

売上倍増をしたい……

しかし、そこには大きな矛盾がある、矛盾の回避には、どんな策があって、市場に対する仮説をどう引き出すのか、仮説立案のあと、市場への方針や戦略を、どう立てるか……ということをクライアントのスタッフと議論しながらカード方式で記録しつつ、全体像を作り出していました。

全体と部分を明確化しないことには、話が前に進まないからですね。

しかし今、考えてみると、こういうことはしない。

私が、簡素化してしまった企画書のワンブロックのなかに封じ込めてあって、ひとりで処理してしまう……これは、これでいいのでしょうが、やはり問題もある。過程が見えないか、誰か一人で処理をしてしまって、会議で見せているだけで終わっている。

■帰結連関図

このカードと矢印の構造を、あまり聞きなれない「帰結連関図」というのですが……まあ、聞きなれないのは、私の造語だからでしょうが……

目標→明らかな矛盾→矛盾の回避策→仮説立案(回避策への仮説、問題を生じている仮説)→仮説検証→整合性の検証→戦略立案

といった流れを考えていたようですね。

いまでは、かなり簡潔なパックにしている。しかし、こうしたことを明確に見える化することは大事だな……

と、思った次第です。

わかったつもりで行動してしまうものですね。

しかし原点にもどって、一度深く考えてみることの大事さを、古い本に教えてもらった次第ですね。

論理回路も、試行錯誤も見える化するのはいいかも。

企画書もいいのですが、その中身の検証が必要ですよね。奥が深いですよ。

 

 

 

 

 

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このページは、高橋憲行が2008年8月20日 07:17に書いたブログ記事です。

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