米中ダブル不況へのプロローグ…北京オリンピックはじまる

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■憂鬱な、憂鬱な祭典がはじまる

昨年来、ことあるごとに、今年2008年の後半は、たいへんですよ……と話していましたが、そのひとつのエポック。

北京オリンピックが今日、8月8日午後8時8分にはじまります。

サブプライムローンの問題と北京オリンピック後の中国不況のコンプレックス(複合)が、今年後半から来年の経済産業に大きな問題を投げかけることは明々白々だからです。

私にとっては憂鬱ですね。

しかも、その前日、日本では、政府・日銀が実質的に「いざなぎ超え景気」の終焉を意味する発表をしていますし、さらにトヨタの発表は象徴的でした。

ことに最大の市場である米国での販売の後退が大きく影響し、平成14年、トヨタが四半期ごとの経営状況の発表をしはじめてから、初の減収減益の発表です。

日本最大の利益をあげ、グループや関連企業全体では日本の法人税のかなりを占めるのがトヨタですからね。これはたいへんです。

 

 

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米国はまた、サブプライムローンの処理に、なおもたついていますが、もっとも日本の不良債権問題の対応に比べれば、速い速度で対策をうっているとはいえ、非常に不透明ですね。

発展期に開催する国でのオリンピック後には景気後退が待ち、日本の東京オリンピック後も韓国のオリンピック後も、そうとう落ち込んだのは知られていますが、北京は広大な中国のなかで、5%程度の市場だから心配ないという話もあり、内需は好調で景気後退はないという話がありますが、私はそう見ていませんね。

中国の最大の輸出先が米国。影響はまぬがれませんね。中国は日本のバブル期同様に、そろそろバブル崩壊がはじまっています。

上海の株価は、昨秋に比べれば、かなり下落しており、住宅建設も減り、しかも値下がり傾向。

不動産相場も、中国最初の解放区である香港の隣の深せん市では3割減っているらしい。

中国の経済は全国でほころびはじめてますね。

これに追い討ちをかけるのが、少数民族問題。

先日、日本の記者も暴行され拘束をされた新疆ウィグルのカシュガルでの事件、死傷者が50人以上でたケースばかりでなく、オリンピック後に、続々と出てくるだろう問題は、経済以上に深刻でしょうね。

これから1年は、かなり深刻な状況になり、日本に飛び火するのが大変ですよ。

北京オリンピックは、これから起こる政治経済激変の前の宴(うたげ)といったところです。

タイトルの米中ダブル不況……で済めばいいのですが、それ以上の激変の可能性もありますよ。

みなさん準備おこたりなくね。

 

 

 

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このページは、高橋憲行が2008年8月 8日 07:50に書いたブログ記事です。

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