幕の内弁当と、企画書
■幕の内弁当と企画書
金曜日の夜に東京に戻り、昨日はMP講座があるものの、私はノータッチで懇親会だけおじゃまするという状況。
ちょっと土曜日の朝はゆっくり目に起きて仕事をのんびり目にはじめてましたが、今日6日(日曜日)はちょっと本気モードで仕事をすることになってます。
ところで、本日の話。
唐突な話に聞こえるかもしれませんが、幕の内弁当と私が30年前くらいからはじめた企画書のスタイルは、同根という感じがします。
幕の内弁当は、日本の美学と言ったのは、たぶん榮久庵 憲司(えくあん けんじ/GKインダストリアル研究所所長)でした。日本にデザインの概念がない時代に活動しデザイン界を本格化させた大御所です。
たぶん皆さん、いまでも使ってるかもしれません。キッコーマンのシンプルな卓上の醤油さしは、50年近いロングセラーですが、彼の手になるものですね。
で、幕の内弁当のスタイルの話です。
木曜日に福山で頂戴したディナーも見事な幕の内スタイルでした。ほんとに美しいですね。
金曜日の帰りの新幹線でも、なんとなく幕の内弁当でした。
もっともビールが主役でしたが、弁当もローコストながら、懸命にレイアウトしたことが、伝わってきますね。
幕の内弁当や、少し拡大して日本の料亭や旅館で出る料理のスタイルは、一気に料理の全体像が見えることです。これは西欧の正式なディナーのコースにはないものですね。(日本の会席料理などでは、コース形式もありますが…)
幕の内弁当は、江戸文化の典型で、芝居小屋や相撲茶屋など、芝居の幕間(まくあい)で観客が食べやすくしたお弁当が発達したもののようです。もっとも諸説ありますが…
■一望に見える企画書
幕の内弁当は、パッと見てすべてを楽しめる。
私が文書処理や企画業務の異常なハードワークから脱出しようと考えるなかで結果的に考案した企画書は、パッと見て全貌がわかる。……という意味では、幕の内弁当と同じですね。
ここに示す企画書は、商品企画書ですが、いろいろな要因を多くレイアウトされ、その多様な要因を一気に一望してご覧いただけるでしょう。
この種の企画書は、日本にしかありません。
もっとも台湾は、私の著作がかなり以前から翻訳されており、韓国でも増えてきましたから、日本だけというわけではありませんが、欧米にはないのが、面白いですね。
■企画曼陀羅も…
そして、私の著作関連をマニアックに見ていたたいている方にはよくご存知の「企画曼陀羅」も、ほぼ同じ概念ということはご理解いただけるでしょう。
全貌がわかる。
このことは、非常に重要です。
日本の官僚制度は「縦割り」ということがよく言われますが、企業の場合、縦割りでは、とても生き残れない。
官僚制度は独占企業のようなものだから、国民に税金を押し付けていれば成り立つわけで、政治家もコントロールしきれていないと、増税の話になる。
こまった話ですね。
もちょっと全貌を見てほしいのですがね。
これが民間だと社長が、現場を見える状況がないと、勝ち残れないでしょう。
社長が全貌が見えると、会社はうまく行きますよね。
個人でも同じです。
自分の役割が組織のなかのどこにいるのかがわかる。
自分の戦っている場所がわかれば、戦い方が分かる。するとストレスはたまりませんよね。全体像がわかることは重要です。
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