梅ごま鍋
■梅ごま鍋
あまりものでつくったので、なんと呼んでいいのか、わからない鍋でひとり鍋をつくってみました。
ま、根菜類は、常備してあって日持ちがしますから、これはあるのですが、今日はいろいろなあまったもので鍋をつくることにしました。
黒ごま…これって、あまり使わない。ワンパック買うとけっこう残る。
梅干し…これってものすごい高級な感じのものですが、そうちょっちゅう使わないし、梅干しこそ日持ちがして、なんでも百年前の梅干しでも、べつだん身体に影響はないらしいですね。
ただもう、硬くてわずかな部分しか食べられませんがね。
煮干し…これは、ただの煮干しではなくて、銚子産のそのままあぶって食べるもの。たぶん煮干しではなく、やや生干しで高級なもののような気がします。となると、平気で煮干し風には使えない。酒のつまみが最適。
でも、ちょっと塩分があるので、あまり食べられない。すると、残る。いいものをたくさん頂戴したのに、ああ、もったいない……というわけで、煮干風に使ってみることにしました。
頂いた方には、煮干し風に使ったって言うと怒られそうですが、大事に食べてて、あまり減らないので、煮干し風に使ったってことでお許しくださいね。
さて、鍋にする話です。
まずは、煮干をキッチンバサミで小さく切って、料理酒を入れて数10分寝かせておきます。
ゴボウ、たまねぎ、ニンジン、まいたけ…などをさっさと切って、これを入れてお湯を足してそのまま炊いているあいだに、ちょっとミントを切り刻んで、ふっとうかげんのところでほうれん草と、鱈(たら)を入れてみました。
梅ごま鍋……ってのは、ようはタレに黒ゴマと梅干しを使っただけのことです。名前のつけかたは、ちょっとイージーですね。
梅干しは、めんつゆをうすめて使っています。少しづつ梅がくずれて梅のいい風味が出ます。言ってみれば、焼酎のお湯割りに梅を入れて崩すようなものですかね。ま、呑ん兵衛のやりそうなことだと思っておられるでしょう。
黒ごまは、ふつうのゴマでもOKですね。これはポン酢を入れます。ゴマはたっぷり目に入れましょう。
鱈の味はそっけない味ですから、なにかの味に染まってはじめて鱈の価値がでますよね。
というわけで、下味は煮干しで塩味をつけて、タレで梅か黒ゴマとミントで楽しむ……っていう楽しみでした。
ひとり鍋……っていう話をすると、みんな「そんな、さびしそうなことを……」って感想を述べるのですがね。
そんなことはありません。
食事をつくる……ってことを、いろいろ工夫する大チャンスです。失敗も成功もありますが、いつもはお客様やスタッフと食べているので、ひとり鍋のチャンスは、週に1回くらい。
この週に1回のチャンスを楽しまないと、それはモッタイナイ!
鍋、食事の工夫は、鍋や食事に限らないのです。これを拡大させると、どんなものを、どう組み合わせると、なにができるか……商品企画でも、新事業でも、ビジネス全般に拡大できますよ。
思わぬ事業の組み合わせが、成功に結びつく。
正論と思われるものよりも他のやり方のほうがうまくいく。
料理もビジネスもまったく変わりませんね。
料理は企画です。ビジネスも、もちろん企画ですよね。
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