経営・企画の原点……発散と収斂

■ 創造力の基礎『発散と収斂』
前回は、もんじゃ焼きで、かなりヒンシュクをかい、かなりバッシングされたみたいですが、いろいろうわさやメールが伝わってきました。いやいや気分を悪くした人には、たいへん失礼なことをしたのですが、その、もんじゃをネタにしたものの考え方も、じつは同じ話なのですがね。

経営や企画には、創造力がいります。

決められたことをミスなくやる管理上のお仕事は、別ですがね……

人間の思考タイプには、以下の2つがあるとしたのは米国の心理学者ギルフォードです。それは、
次々アイデアを展開していく
『発散型』思考
アイデアや情報をまとめていく
『収斂(収束)型』
この2つですね。前者はアイデアマンといわれる人に多く、技術者やデザイナー、作詞家や詩人などに多いですね。
管理職や行政職などの長い人や、理論家には収束型の人が多いように思います。

また本格的な編集を手掛ける人や、MBAなど経営関連のレポートを出す人たち、官公庁や自治体のレポートをまとめるコンサルタントにも収斂型が多いのようです。

しかし発散と収斂を自在に扱えるのが、厳しい時代に立ち向かう経営者や企画スタッフですね。

双方を自在にコントロールする人たちのことを『構造型』いうことにしていますが、有能な経営者は、間違いなくこの、発散、収斂の双方をコントロールするも人が多いのです。

新商品や新事業の開発、経営、企画に携わるプランナーなどにも多いですね。

ただし自称、プランナーと称する人は、だいたいが発散型の人が多いかも。また自称コンサルタントといわれる人も、収斂型オンリーですから、どちらも、あまり収入は安定しない傾向になります。(低値安定はあるでしょうが…)

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■もんじゃの話は、発散型

つい先日、もんじゃの話を、2度にわたってしましたね。

月島のもんじゃ焼き
もんじゃ焼きのバージョンアップ

と、2回にわたってね。

これって、もんじゃを食べながら、次々とアイデアを出していたわけです。で、その背景にはキーワードを、かなりにわたって自然に設定しておく。するとアイデアは尽きることはありません。

しかし、ではもんじゃの新しいコンセプトで出店計画をする。

ということになると、これは

・予算は、自己資金だけで足りないと銀行折衝をして資金を確保するか、別の調達法を考える

・出店を決めたら、いつまでの出店するか、明確なスケジュールがいる

・人員、組織、月次の予算計画を立てなければならない

・店内のホール設計やバックヤードの厨房の企画、設計を導線ミスのないようにしないといけない。

・厨房機器の必要最小限を決め、さらに食器や店のロゴタイプを決めたり、小物の各種をとりそろえる。

・食材の安定調達をどこからするか仕入れ価格もネゴする必要がありますね。

こうした組み立てが、収斂型の得意思考です。

しかし収斂型の得意とする、上記の個々の分野にも、つねにアイデアがいる。

食器をどうする、配膳に、ちょっとお客様が驚いて喜んでくれることを、どう演出するか……なんてことを考えないと、顧客満足は得られないわけでね。すると発散型のエネルギーをそそがないといけない。

まあ、発散型、収斂型の双方をコントロールして、構造型頭脳にする必要があります。

経営者の人や企画スタッフの人たちは、とくにね。

料理の話が、私のブログの大半をしめているのは、料理はアイデアを考え(発散型)、料理を段取りよく処理してお客様をもてなす(収斂型)という思考や作業が、双方あって、しかも短時間で結果がでる。

会社の仕事は、月単位、年単位、ものによっては数年、10年単位ですからね。それに比べると料理は10人の人をもてなすのに、15~30分で完成し、あとは来客の皆さんの笑顔で、そのよしあしが判断できますからね。

最高です。

オヤジは、会社がねえ……仕事がねえ……って言って、仕事の結果を出さない、出せない、出しにくい環境にいる。

主婦は、毎日3回も発散収斂作業をしている。主婦はエライ!

勝負あった!……って感じですね。オヤジも頑張れ!

 

 

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このページは、高橋憲行が2008年3月14日 07:09に書いたブログ記事です。

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